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プール監視員の道
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プールでの死亡・重大事故のまとめ

 プールでの死亡を含めた主な重大事故の一覧です。重大事故では吸水口による死亡事故が多くの方に認知されていますが、その他飛び込みや遊泳中の溺水事故などにより、多くの重大事故が発生しています。
 プールの吸い込まれ等の吸水口に関する事故は、1987年から2006年の20年間に認知された件数だけでが17件が発生し、学校管理下のプール活動における飛び込み事故は、1983〜2013年の31年間に169件が発生しています。
 また、警察庁公表による水難の概況によると、2011年から2017年の7年間に40人が死亡しています。
 飛び込み事故及び吸水口・排水口の吸い込まれ事故事例の一覧。警察庁公表の水難の概況による件数の推移については、
紹介ページ(新規ページで開きます):
 > 吸水口・排水口の吸い込まれ事故事例の一覧
 > プール飛び込み事故
 > 水難事故の死者・行方不明者場所別件数

本ページの内のTopics

大和市の幼稚園プール死亡事故の概要

ふじみ野市プール吸水口事故の概要

この他のプールにおける主な重大事故

 (2018年から2016年の3年間で報道された重大事故)


大和市の幼稚園プール死亡事故の概要

 本件の事故では消費者庁の調査報告書においても新任教諭の事前教育(危険より、未然防止教育)の不足、新任教諭への配慮の不足を指摘。
 しかしながら、管理者である元幼稚園園長に対して平成27年3月31日(4月14日確定)に無罪判決としなりました。
 管理者の責任について、文部科学省・国土交通省などの「安全標準指針」には学校や体育施設の遊泳用プールが対象であり、幼稚園の水遊び用プールは含まれていなかった。同標準指針に照らしても一人で監視行為を行うことについて明確な基準がなく、幼稚園管理者に要求される基準を逸脱していないと判断された。

<事故発生状況>
・発生日時
 平成23年7月11日11時48分ごろ
・発生場所
 神奈川県大和市の幼稚園プール
・プールの概要及び状況
 楕円(だえん)形屋内プール(直径約4・5メートル、水深約20センチ) 園児11人
・監視体制
 担任の幼稚園教諭(同年4月に採用された新任教諭)1名
・発生時の状況
 担任の幼稚園教諭がプール活動を終えるために遊具を整頓する短い時間(30秒程度)に発生。別のクラスの園児にシャワーを浴びせていた教諭が発見した。
・溺水者
 3歳 男児
・容体等
 プールに浮かんでいる男児を発見。プールから引き上げ、園医(クリニック)に運んだ後、救急搬送。午後2時02 分に死亡が確認。


ふじみ野市プール吸水口事故の概要

 本件の事故では、プール監視員に対して適切な教育・指導を実施しておらず、また施設の安全構造に問題があった。また、施設管理において吸水口の防護柵が固定されていなかった。市から委託を受けた受託事業者は無断で下請けに丸投げし、指導監督していなかった。また、施設管理者である市教育委員会は、安全点検作業を行わず、適正な業務履行に関する監督検査、及び履行確認を行っていない。これらずさんな管理が積み重なり、小学2年生の女児が吸水口吸い込まれる死亡事故が発生した。

<事故発生状況>
・発生日時
 平成18年7月31日13時40分ごろ
・発生場所
 埼玉県ふじみ野市大井プール
・プールの概要
 流水プール 全長120メートル、幅5.5メートル、水深1.00m、面積565.67u
・監視体制
 施設全体、現場責任者1名、アルバイト監視員13名、看護師1名
・発生時の状況
 営業時間中、プールの吸水口の柵が外れ、補修までの間に口頭により吸水口に近づかないよう注意を行う中で発生した。
・溺水者
 7歳 小学2年生の女児
・容体等
 救助活動は難航し、救出のためプールサイドを重機で掘り返すなど、事故発生から病院搬送まで約6時間を要した。
 死亡原因は、窒息等による溺死ではなく、吸水口に急なスピードで吸い込まれ、水路壁に強く頭を打ち付けられたことによる脳幹損傷による即死であった。

<事故に至った問題点等の背景>
プール監視業務に関すること
・プール監視員に対する教育不足
 プール監視に関する適切な研修等を行っておらず、吸水口の危険性と防護柵の役割を把握していなかった。このため、脱落した防護柵を遊泳者から監視員に届けられてが、受け取った監視員は何の柵であるか直ちに判断することが出来なかった。

・現場管理責任者の知識、認識の欠如
 吸水口の防護柵が外れていることを認識した際、監視員に対して遊泳者への注意喚起の指示に留まり、自らは防護柵の再取付のため針金を取りに行っていたのみで、その他の措置を講じなかった。また、開業前の施設点検において防護柵の取付についてねじの代用として針金が使用されていたが、点検管理を継続的に繰り返すのみであった。
 このような結果から、現場管理責任者の知識は、経験や危険認識が欠如していた。

・事案発生時における措置対応の不足
 事故発生前に防護柵が外れている事実を認識し、大変危険な状況であるにも関わらず、遊泳者を直ちにプールから上げる。吸水ポンプ(起流ポンプ)を緊急停止するなどの措置を講じる。または、その必要性を認識していなかった。
・防護柵固定の強度不足
 重要な安全対策である吸水口の防護柵が本来のボルト止めではなく、針金止が常態化し、プール監視員はその危険性を認識していないため見過ごされていた。

管理運営に関すること
・市より管理委託を受けていた委託業者は下請け業者に丸投げしていた。また、市と委託業者ともに下請け業者に対して適切な指導監督を怠った。
・吸水口の安全構造上の問題
 平成14年の通知された基準では、
 「排(吸)水口は、二重構造とし、一重目として排(吸)水口は、 堅固な金網や格子鉄蓋等を設けてネジ、ボルト等で固定させるとともに、二重目としてその先の配管口は金具等(吸い込み防止金具)を設置すること」と明記されていた。
 しかし、配管口は金具等(吸い込み防止金具)が設置されておらず、通知後も必要な改修工事が行われず、構造上の問題が放置されていた。

<問題となった防護柵の固定状況>
吸い込まれた吸水口の2枚の防護柵
・1枚目 四隅すべてをボルトで固定
・外れた1枚 すべて針金固定で代用
 固定していた針金は直径1・8ミリ。塩化ビニールのコーティングがされていたが、さびて千切れていた。

ほかの2か所の吸水口の4枚の防護柵
・1枚目 四隅とも針金固定で代用
・2枚目 2か所がボルトと針金固定で代用され、残り2か所は何もなし
・3枚目 3か所が針金固定で代用され、1か所は何もなし
・4枚目 1か所がボルトで固定され、ほかは針金固定で代用
 代用に使用した針金の中にも、さびて劣化しているものもあった


この他のプールにおける主な重大事故

 2018年から2016年の3年間で報道された重大事故
・発生日時
 平成30年8月23日午前10時45分ごろ
・発生場所
 福島県市立の小学校プール
・プールの概要及び状況
 25メートルプール、水深約80センチのゴール付近
 小学2年生の児童57人が参加
・監視体制
 教諭2名が安全確認を実施
・要救助者
 小学2年生の男児 身長120センチ
・容体・事故概要
 ビート板につかまってバタ足で泳ぐ練習をしていたところ、ゴール付近で沈んでいる状態を別の児童が発見した。
 安全確認を行っていた教諭の2名の内、1名は一時的に目を離していた。
 児童は病院に搬送されたが意識不明の状態。
・その他
 事故後、教育委員会は、全体を見渡すことができるプールサイドには教諭がおらず、安全管理が不十分であったという認識を示しました。

・発生日時
 平成30年8月1日午後2時25分ごろ
・発生場所
 福井県福井市の小学校プール
・プールの概要及び状況
 水深 最深部で1.2メートル
 児童38人が利用
 水温29℃、プールサイド気温37.5℃
・監視体制
 PTAが依頼した住民3人、児童館職員3人の計6人
・要救助者
 小学1年生の女児 身長120〜130センチ
・容体・事故概要
 プールでうつぶせになって沈んでいる状態を女児の兄が発見し、監視員が救助。
 意識がなく、呼吸停止の状態であったが、人工呼吸や心臓マッサージにより意識を回復。病院に搬送されたが容体が安定している。
 女児は午後2時10分ごろ(事故の約15分前)から泳ぎはじめ、発見された場所は最深部となる1.2メートル付近だった。

・発生日時
 平成30年7月23日午後5時5分ごろ
・発生場所
 神奈川県横須賀市の複合施設の屋外プール
・プールの概要及び状況
 子ども用プール水深0.24〜0.55メートル
 大人用プール水深1.1〜1.4メートル
 プールは特に混雑してはいなかった。
・監視体制
 監視員6人
・要救助者
 3歳の男児
・容体・事故概要
 子ども用プールで両親ときょうだいの8人で遊んでいた。
 帰宅しようとした際、男児がいないことに気付き、大人用プールの端であお向けの状態で沈んでいるのを父親が発見、救助。
 救命措置により水を吐き出し、病院に搬送されたがが意識不明の重体。

・発生日時
 平成30年7月23日午後2時10分ごろ
・発生場所
 高知市の小学校プール
・プールの概要及び状況
 夏休による開放プールで40人ほどの児童が利用
 縦25メートル、横12.5メートル、水深最深部1.4メートル
 発見場所の水深1.2メートル
・監視体制
 保護者と高校生ボランティアなど10人
・要救助者
 小学3年生の女児(8歳)
・容体・事故概要
 プールの底に沈んでいる状態で別の児童が発見し、保護者監視員が救助。
 AEDによる心配蘇生が行われ病院に搬送されたが意識不明の重体。

・発生日時
 平成30年7月15日午前11時ごろ
・発生場所
 島根県出雲市平田町にある市営プール
・プールの概要及び状況
 50メートルプール
・要救助者
 4歳の男児
・容体・事故概要
 家族4人でプールに来ていたが、溺れている状態で遊泳中の女性発見された。
 男児は病院に運ばれたが意識不明の重体。

・発生日時
 平成30年6月22日正午過ぎ
・発生場所
 大阪市の市立小学校のプール
・プールの概要及び状況
 25メートルプール、水深約95センチ
・要救助者
 小学6年生の女児
・容体・事故概要
 プールの授業中に約7メートル泳いだところで泳ぎを中断。
 プールから上がる際、ふらつき顔面を打ち付け、水に沈んだが、すぐに浮かんだところを教員が救助。
 心肺停止状態となった。
 養護教諭が心肺蘇生を実施。
 別の教員がAEDを使った救命措置を実施し、意識と呼吸を取り戻し、病院に搬送された。

・発生日時
 平成30年4月30日午前10時12分ごろ
・発生場所
 奈良県天理市のレジャープール
・プールの概要及び状況
 外周124メートル 水深100センチの緩やかな流れのある流水プール
 オープン直後で利用客100人ほど、混雑していなかった。
・監視体制
 規定の人数が配置(具体的人数は公表されておらず)
・要救助者
 4歳の男児(身長107センチ)
・容体・事故概要
 プールに浮かんでいる状態で発見され、プールサイドに引き上げた時は心肺停止の状態。
 病院に搬送されましたが意識不明の重体。
 5月3日朝、搬送先の病院で亡くなりました。
 プールでは小さい子供から目を離さないよう呼び掛けていたが、保護者は少し離れたところにいた。

・発生日時
 平成29年8月24日午後3時40分ごろ
・発生場所
 さいたま市 私立の保育園
・プールの概要及び状況
 縦6メートル×横4.7ートルで水深70〜95センチ
 ブルーシートなどでつくった仮設プール
 3〜5歳の園児20人の利用
・監視体制
 保育士2名による監視
・要救助者
 4歳の女児
・容体・事故概要
 別の園児が「あー」という声を上げたため、保育士が近づいたところ女児がうつ伏せで後頭部を水面から出し、意識がない状態で発見。
 監視していた保育士2名は、プールに設置した滑り台を片付けるため、園児らから目が離れていた。
 女児は、搬送先の病院でおよそ12時間後の25日午前3時40分すぎに死亡が確認された。
・その他
 翌年(2018年)5月、第三者機関は、事故当時遊具を片付けるためプールを監視する職員が不在だったことが事故つながったなどどする報告書を市長に提出。
 翌年(2018年)6月、さいたま市は補正予算に事故の再発防止策として、手すりやライフジャケットの等の備品購入の補助金を交付する費用として、認可外保育施設に約344万円、認可保育施設に約7501万円の補正予算案を提出した。
 翌年(2018年)8月、女性園長と当時勤務していた女性保育士は業務上過失致死の疑いで書類送検された。

・発生日時
 平成28年8月1日13時40分ごろ
・発生場所
 四日市市 市立小学校のプール
・プールの概要及び状況
 25メートルプールの低学年用コース
 水深約60センチ程度
 事故当時児童62人の利用
・監視体制
 PTA7人による監視
・要救助者
 小学3年生(8才)の男子児童
・容体・事故概要
 周囲の児童が異変に気付き、PTAの監視員がプールサイドに引き上げた。
 監視員が心臓マッサージを実施。救急搬送時、呼吸と脈があったが意識がなかった。

・発生日時
 平成28年7月20日16時35分ごろ
・発生場所
 千葉市 千葉公園のプール
・プールの概要及び状況
 50メートルプールの水深1.45メートル
・監視体制
 不明
・要救助者
 小学1年生の男児(6)
・容体・事故概要
 水深1.45メートル地点のプールの底に沈んでいる状態で発見され、監視員が救助。
 発見時、意識・呼吸がともにない状態であったが、監視員人工呼吸を実施したところ、自発呼吸が回復した。
 意識不明の重体。

・発生日時
 平成29年7月19日16時10分頃
・発生場所
 埼玉県入間市 運動公園プール
・プールの概要及び状況
 浅いプール(水深0.8メートル)と深いプール(水深1.5メートル)を区切った50メートルプール
・監視体制
 事故発生時 プールサイドに1名づつの2名。
 事故発生前の16時前まで4名体制であったが、目視による入場者数が約170人から100人に減ったため、2名体制に切り替わっていた。
・要救助者
 小学2年生の女児(8)
・容体・事故概要
 深いプール(水深1.5メートル)の水中でうつぶせ状態で発見され、監視員により救助された。
 一時意識不明、搬送先の病院で意識を取り戻した。命に別状はない。
 7月31日、女児は退院した。
・その他
 プールは7月20日から営業を停止し、8月15日よ営業再開。
 事故の再発防止策として、
 ・監視員の増員
 ・監視台の位置を変更
 ・監視団に常時人員を配置
 ・小学3年生以下は保護者同伴

・発生日時
 平成29年7月9日昼ごろ
・発生場所
 埼玉県 レジャー施設のプール
・プールの概要及び状況
 水深50センチ程度 子ども用プール
・監視体制
 監視員による監視
・要救助者
 1歳の男児
・容体・事故概要
 監視員が着用禁止のオムツを履いていた1歳の男児に注意しようと近付いたところ、、溺れているのを発見し救助。
 呼吸していなかったことから心肺蘇生を実施したところ、水を吹き出し意識回復。病院に搬送されたが、後遺症なども残らず無事。
・その他
 後日、埼玉県久喜警察署より監視員のチーフ、大学生の監視員2名の3名が表彰された。

・発生日時
 平成29年3月25日
・発生場所
 石川県金沢プール 飛び込みトレーニング室「ピット」(スポンジプール)
・事故の概要及び状況
 トレーニング室で1.5メートルの固定台から深さ1.8メートルの「ピット」に飛び込んだ際、「ピット」の底に足を打ち付けた。
・容体・事故概要
 中学1年の女子が飛び込んだところ、飛び板から3.3メートル下のコンクリートに底に足を打ち、両足を骨折。
 重大な事故でありながら、事故発生時に大けがでありながら救急車を手配していない。また、市への報告が4日後であった。
・その他
 事故が発生した飛び込み練習施設は、国内初の水を使わない飛び込み練習施設。水の代わりにスポンジが敷き詰めてある。
 日本水泳連盟の安全規定で「ピット」の底に30〜50cmのマットが敷くことになっていたがマットが設置されていなかった。

・発生日時
 平成28年8月25日午前11時40分ごろ
・発生場所
 仙台市の県立高校プール
・プールの概要
 長さ25メートル、幅16メートル、水深1.2〜1.4メートル
・プールの状況
 3時限目の授業中
 男子生徒23人、担当の男性教諭1人がプールに入り水球をしていた。
・監視体制
 不明
・要救助者
 17歳の高校2年の男子生徒
・容体、事故状況
 プール中央付近の水底にあおむけの状態で生徒と教諭が発見。
 引き上げた時には意識がなく重体。

・発生日時
 平成28年8月14日午後2時ごろ
・発生場所
 高知県南国市のレジャー施設
・プールの概要
 円形の造波プール 直径58メートル
、水深:最深部1.3メートル、発見場所1.2メートル付近
・プールの状況
 不明
・監視体制
 不明
・要救助者
 4歳男児
・容体、事故状況
 プールの中央付近、水深約1.2メートル付近に沈む男児を利用客が発見
 病院に搬送されたが3時すぎに死亡が確認された。
・その他
 男児は1人でプールに入り、溺れたとみられている。
 家族5人で来場し、着替えて家族とシャワーを浴びている途中で走っていなくなり家族が探していた。

・発生日時
 平成28年7月29日午前11時半ごろ
・発生場所
 奈良県橿原市 市営プール
・プールの概要
 競泳用プール 長さ50メートル
 、水深1.5〜1.8メートル
・プールの状況
 不明
・監視体制
 不明
・要救助者
 21歳の大学生
・容体、事故状況
 プールの底に沈んでいる男性を監視員が発見。意識不明の重体。
・その他
 大学生は教員採用試験の水泳の実技試験に向け、教員と同級生6人と泳ぎの練習に来ていた。

・発生日時
 平成28年7月24日午後0時55分ごろ
・発生場所
 千葉県富津市 富津公園ジャンボプール
・プールの概要
 競泳用プール 長さ50メートル、水深1.2〜1.9メートル
・プールの状況
 50人ほどが利用
・監視体制
 不明
・要救助者
 50代とみられる男性
・容体、事故状況
 立ち泳ぎのような態勢で動かなくなっていて、水面に顔をつけて浮いているのを監視員が発見。
 直前まで監視員が泳ぐ姿を確認していた。
 病院に搬送されたが意識不明の重体。

・発生日時
 平成28年7月21日午後1時ごろ
・発生場所
 栃木県那須塩原市 認定こども園のプール
・プールの概要及び状況
 縦9.5×横5.5メートル
 水深最大65センチ
 園児33人が利用
・監視体制
 見守りの職員2人
・要救助者
 身長は110センチの5歳女児
・容体・事故概要
 プール遊びを始めて約10分後にうつぶせで溺れている女児を発見。
 職員の救護処置で呼吸を取り戻し、病院に搬送された。
 翌22日午後に意識を回復。

・発生日時
 平成28年7月15日午後5時20分ごろ
・発生場所
 鳥取県 町立小学校のプール
・プールの概要及び状況
 水深0.9メートルの地点
・要救助者
 小学6年生の女子児童(12)
・容体・事故概要
 水泳の課外授業で飛び込んだ際、頭をプールの底に強打して頚髄損傷。
 6日間入院の後、平成29年3月の時点で手足のしびれによりリハビリ中。
 校長把握のもと、教諭の指導でフラフープに向かって飛び込む練習をしていた。後になり事故前日にも他の女子児童がプールの底に頭を打っていたが、担当教諭が報告していなかった。
 後の事故調査委員会の報告書において「不適切な指導が事故を招いた」と非難。また、学校の対応について「児童みずからが起こした『不慮の事故』」として処理しようとした」と指摘。「隠蔽とも疑われる態度に終始した」と非難しました。

・発生日時
 平成28年7月14日午前
・発生場所
 東京都 高校プール
・プールの概要及び状況
 水深1.1メートル
・監視体制
 不明
・要救助者
 高校3年生の男子生徒(18)
・容体・事故概要
 水泳の授業中で飛び込んだ際、首を骨折。胸から下がまひ。
 授業では、保険体育の男性教諭が水深が浅いプールにおいて不適切な飛び込み指導を行い事故が発生した。
 平成30年4月16日付けで東京都教育委員会は男性教諭を停職6カ月の懲戒処分とした。

・発生日時
 平成28年5月15日午前9時50分ごろ
・発生場所
 岡山県倉敷市 小学校プール
・プールの概要及び状況
 155センチのフェンスを登り、誤ってプールに転落した可能性がある。
・容体・事故概要
 プールに浮いているの状態で発見。その後、死亡した。
・その他
 プールのフェンスに破れた箇所はなく、施錠されていた。

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