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プール監視員の道
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2024年(令和6年)プール事故事例の一覧

2024年(令和6年)に認知されたプールにおける重大事故の一覧です。
  今後の事故防止の為に参考になれば幸いです。
2024年(令和6年)プール事故事例の一覧(2024年10月09日更新)
・発生日時
 2024年8月29日午前9時半ごろ

・発生場所
 北海道北広島市の市民プール
・プールの概要及び状況
 水深は95センチの一般用プール
 小学6年生の2クラス39人が授業していた。
・監視体制
 教職員4人など。
 プールの中で教員2名と水泳指導員の資格を持つ地域ボランティア1人。プールの脇で教員1人が監視。
 監視状況については、報道内容毎に差異があります。
・要救助者
 小学6年の女子児童(12歳)
・容体・事故概要
 25メートルを完泳する練習中に溺れ、並んで泳いでいた児童が溺れた児童がプールから上がってこないことに気づき指導員に伝えた。
 児童はゴール付近で沈んているのを発見され呼吸が止まった状態で救助された。
 事故直後AEDなどによる応急処置が行われ、脈や呼吸はあるものの意識がない状態で病院に搬送されました。

 溺れた女子児童は約1ヵ月入院。その後、会話ができるまでに回復し、9月30日学校に復帰した。
・発生日時
 2024年8月24日午後4時10分ごろ

・発生場所
 宮崎市の流れるプール
・プールの概要及び状況
 水深110cmの流れるプール
・監視体制
 不明
・要救助者
 3歳児
・容体・事故概要
 父親が3歳児がいないことに気付き、すぐにプールの入水用階段付近に沈んでいるのを発見して引き上げられました。救助されたときには意識がありませんでしたが、父親が心肺蘇生をしたところ意識を取り戻しました。
 3歳児の姿が見えなくなったのは、プールから全ての人を出して行う10分弱の安全点検後の遊泳を再開する直後で、付近はプールに入ろうとする人で混雑していたとのことです。
 園ではこれまで監視員を配置していなかった階段にも新たに監視員を配置するなど安全対策を強化しました。
・発生日時
 2024年8月8日午後1時半ごろ

・発生場所
 兵庫県加古川市の市民プール
・プールの概要及び状況
 水深40~70cmのファミリープールで水深60㎝ほどの場所。
・監視体制
 プールには監視員15人が配置されていた。
・要救助者
 小学5年生の男児(11歳)
・容体・事故概要
 深さ60cmのプールで友人3人とビーチボールなどを使って遊んでいると突然沈み、浮かんできたが反応がないため、他の遊泳者に救助されてプールサイドに引き揚げられたが心肺停止の状態。
 男子児童は病院に搬送されたあと心肺機能は回復したものの、意識不明の重体。
・発生日時
 2024年7月31日午後、
昼食後に泳ぎ始めてまもなく
・発生場所
 米ネブラスカ州 ヘイスティングズ市内のレジャー施設プール
・プールの概要及び状況
 スライダー設置。水深70~90cm、飛び込み台設置部最大4メートル
・監視体制
 数人のライフガードやホストファミリー、現地の国際交流団体のボランティアが見守っていた。
・要救助者
 女子中学生
・容体・事故概要
 ライフガードが飛び込み台付きで最大4メートルの深さがあるプールの底で溺れた状態の女子中学生を発見し、意識不明の状態で州内の病院で集中治療を受けていたが日本時間の4日午後2時30分頃亡くなった。
 亡くなった女子中学生は、熊本県大津町の国際交流事業で姉妹都市の米ネブラスカ州ヘイスティングズ市と行っている海外派遣事業でほかに町内の中高生12人と町の職員2人と7月26日から現地を訪れてた。
 事故がおきた施設は、これまでの事業でも利用していた。施設は今年の残りの期間、閉鎖を決定した。
・発生日時
 2024年7月19日午前9時半ごろ

・発生場所
 熊本県人吉市の中学校の屋外プール
・受傷者
 21人が足裏にやけどとみられる症状、5人が医療機関を受診した。
・容体・事故概要
 体育教師が一部の生徒が遅刻してきたことへの連帯責任として、授業の見学者を含む26人に、25メートルプールのサイドを5周走らせ、更に準備運動として2周走らせた。
 人吉市の午前9時半の気温は30.1度。最高気温は34.2度を観測していました。

警備員日記>プール授業で足の裏やけどの事故。熊本県人吉市で中学生21人。福岡県糸島市で中学生21人。
・発生日時
 2024年7月9日午後4時ごろ

・発生場所
 福岡市西区の総合西市民プール
・プールの概要及び状況
 50mプール水深3.3m
 消防学校の生徒52人が立ち泳ぎの訓練をおこなっていた。
・監視体制
 教官を含めた18人が訓練の監視など安全管理を行っていた。
・要救助者
 消防学校生、26歳男性
・容体・事故概要
 消防学校の生徒が水難救助の訓練にて、深さ3.3メートルのプールで立ち泳ぎの訓練をしていた。
 訓練中、水中に沈むのを待機していたダイバーが発見し、救助した。
 心肺停止の状態で病院に搬送され、8日後の17日午前11時前に死亡が確認されました。
・発生日時
 2024年7月8日

・発生場所
 福岡県糸島市の中学校の屋外プール
・受傷者
 中学1年の女子生徒21人が足の裏にみずぶくれができるなどのやけど。
・容体・事故概要
 水泳授業で5人の生徒が遅刻したことを受け、担当の教員が女子生徒全員約40人に屋外プールから校舎までの移動時間を測るよう指示。
 靴を履いて移動するよう指示されましたが、教員がすぐに時間の計測を始めたため、多くの女子生徒が、裸足で舗装された通路やグラウンドの土の上を移動した。
 糸島市内は正午頃に気温33・5度。最高気温34.7度を観測していました。

警備員日記>プール授業で足の裏やけどの事故。熊本県人吉市で中学生21人。福岡県糸島市で中学生21人。
・発生日時
 2024年7月5日午前11時ごろ

・発生場所
 高知市の公立中学校のプール
・プールの概要及び状況
 プールの水深114~132.5cm
 水深130cm付近で児童が溺れた。
 4年生2クラス36人が授業を受けていた。
・監視体制
 授業は学級担任2人と教頭1人の3人体制であったが、事故当時の状況は誰も見ていなかった。
・要救助者
 小学4年生の男児
・容体・事故概要
 小学校のプールがろ過ポンプが故障していたため、水深が10センチほど深い近くの中学校のプールで授業をしていた。(故障中の小学校のプールは、深い所で水深119センチ)。
 溺れた児童は、今年度3回目の中学校での水泳の授業。
 事故当時は、泳ぎが苦手な児童のグループで、プールサイドに捕まってバタ足の練習をしていた。
 他の児童がプールサイド付近(水深130センチ)の水の中で溺れているのを見つけ、児童2人でプールサイドに引き上げた。
 男児は意識がなく、呼吸もしていない状態で引率していた教諭が心臓マッサージ行い救急搬送されたが同日夜に死亡した。

 本事故に関する管理人の所感等については、
警備員日記>小学生が中学校プールでの水泳授業で溺れ意識不明。高知市
・発生日時
 2024年3月12日午前10時50分ごろ

・発生場所
 北海道帯広市の市民プール
・プールの概要及び状況
 50mプール水深120~140cm
・要救助者
 男性作業員
・容体・事故概要
 休館日、清掃作業を行っていた男性作業員がプールに浮いている状態で発見され、病院に搬送されましたが意識不明の重体。
・発生日時
 2024年3月16日午後1時50分ごろ

・発生場所
 岩手県盛岡市の屋内プール
・プールの概要及び状況
 深さ1メートルほどの流水プール
・監視体制
 少なくとも2人で行っていた
・要救助者
 4歳男児
・容体・事故概要
 流水プールで遊んでいた4歳男児が、あおむけで浮かんだ状態で流されているのをプールの監視員が発見し、引き上げて心肺蘇生を行い、意識がない状態で病院へ救急搬送されました。
 男児は家族と訪れていて、事故当時浮き輪などは使っておらず、一人で遊んでいたとみられている。
・発生日時
 2024年3月26日

・発生場所
 富山県の健康増進施設の屋内プール
・容体・事故概要
 床で滑って転倒が相次ぎ、複数の高齢者が転んだ際にけがをした。
・その他
 2023年12月から老朽化したプールの床を取り替えるなどの改修工事が行われ営業を再開したところ、転倒が相次いだ。
 プールの床には滑りにくい防水加工を施してありましたが、富山県によると「濡れると滑ることは把握していなかった」とし、当面の間は利用を停止し、今後の対応を検討する。
 
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