本文へスキップ
プール監視員の道
HOME > プール監視の事故と歴史水難事故の発生件数 > 保育園幼稚園のプール事故事例

保育園幼稚園のプール事故事例

 保育施設(保育園・幼稚園等)におけるニュース等で報道された主なプールの重大事故事例です。
 事故の状況、プールの形状、監視及び救助体制や処置に関する概要です。

<保育園幼稚園のプール事故事例>(2021年04月06日更新)

さいたま市私立の保育園 4歳女児の死亡事故
・発生日時
 平成29年8月24日午後3時40分ごろ
・発生場所
 さいたま市 私立の保育園
・プールの概要及び状況
 縦6メートル×横4.7ートルで水深70〜95センチ
 ブルーシートなどでつくった仮設プール
 3〜5歳の園児20人の利用
・監視体制
 保育士2名による監視
・要救助者
 4歳の女児
・容体・事故概要
 別の園児が「あー」という声を上げたため、保育士が近づいたところ女児がうつ伏せで後頭部を水面から出し、意識がない状態で発見。
 監視していた保育士2名は、プールに設置した滑り台を片付けるため、園児らから目が離れていた。
 女児は、搬送先の病院でおよそ12時間後の25日午前3時40分すぎに死亡が確認された。
・その他
 2018年5月、第三者機関は、事故当時遊具を片付けるためプールを監視する職員が不在だったことが事故つながったなどどする報告書を市長に提出。
 2018年6月、さいたま市は補正予算に事故の再発防止策として、手すりやライフジャケットの等の備品購入の補助金を交付する費用として、認可外保育施設に約344万円、認可保育施設に約7501万円の補正予算案を提出した。
 2018年8月、女性園長と当時勤務していた女性保育士は業務上過失致死の疑いで書類送検された。
 2020年1月、元園長と保育士の論告求刑公判が開かれ、禁固1年を求刑結審した。
・関連するブログ記事については
 保育園プールで4歳女児が死亡する事故 さいたま市

栃木県那須塩原市認定こども園 5歳女児の重体事故
・発生日時
 平成28年7月21日午後1時ごろ
・発生場所
 栃木県那須塩原市 認定こども園のプール
・プールの概要及び状況
 縦9.5×横5.5メートル
 水深最大65センチ
 園児33人が利用
・監視体制
 見守りの職員2人
・要救助者
 身長は110センチの5歳女児
・容体・事故概要
 プール遊びを始めて約10分後にうつぶせで溺れている女児を発見。
 職員の救護処置で呼吸を取り戻し、病院に搬送された。
 翌22日午後に意識を回復。
・関連するブログ記事については、
 栃木県那須塩原市認定あけぼのこども園 5歳女児がプールで溺れ重体

京都市上京区保育園 4歳男児の死亡事故
・発生日時
 平成26年7月30日午後2時頃
・発生場所
 京都市京都市上京区の保育園
・プールの概要及び状況
 縦約6.1メートル、横約3.3メートル、水深約20センチ
 約30人の幼児が利用
・監視体制
 保育士 2人
・要救助者
 4歳男児 身長約110cm
・容体・事故概要
 仰向けの状態で浮いているのを発見。
 男児の意識はもうろうと、酸素マスクなどで処置、病院に搬送。意識不明の重体。その後、8月6日に死亡。
 市の特別監査ならびに運営する社会福祉法人の第三者委員会により監視の不備などの報告書が纏まるも原因が特定出来ず。
 平成27年5月22日、原因特定が出来ないことから京都市は第三者調査委員会を設置する方針へ。
 平成28年7月21日、京都第2検察審査会は当時の園長など4人に対して「不起訴不当」と議決、
 遺族は約4200万円の損害賠償を求め提訴へ。
 2019年5月、2000万円の賠償命令(京都地裁)。
関連するブログ記事については、
京都市 上京区保育園プールにて4歳男児が溺れ重体⇒その後死亡
京都市せいしん幼児園プール事故 京都第2検察審査会は「不起訴不当」と議決。遺族約4200万円の損害賠償を求め訴訟。
京都市の幼児園プール事故 2000万円の賠償命令。京都地裁

愛知県豊橋市私立幼稚園 4歳男児の死亡事故
・発生日時
 平成25年7月2日 午後1時40分ごろ
・発生場所
 愛知県豊橋市 幼稚園
・プールの概要及び状況
 3.3×7.5メートルプール 27.5センチ
 年長・年中組 27人
 体育の授業中の泳力検査
・監視体制
 教諭2人が監視
・溺水者
 4歳 男児
・容体等
 病院に搬送後、死亡

東京都世田谷区の認可外保育施設 2歳女児の事故
・発生日時
 平成24年7月2日午前11時半ごろ
・発生場所
 東京都世田谷区千歳台の幼児園
・プールの概要及び状況
 水深約70センチのプール
 プール利用者 45人
・監視体制
 職員2人
・溺水者
 2歳 女児
・容体等
 おぼれて一時心肺停。その後回復して命に別条はない。
・事故原因・問題など
 マニュアルが整備されていなかった。

茨城県五霞町冬木の認可外保育所 3歳女児の死亡事故
・発生日時
 平成24年8月23日午後4時40分ごろ
・発生場所
 茨城県五霞町冬木の保育所
・プールの概要及び状況
 家庭用プール(縦135センチ、横100センチ)
・監視体制
 女性職員ついていたが、別の園児の保護者の応対のため約5分間そばを離れていた。
・溺水者
 3歳 女児
・容体等
 救急車で病院に搬送されたが、意識不明の重体。その後、死亡。

神奈川県大和市私立幼稚園 3歳男児の死亡事故
・発生日時
 平成23年7月11日11時48分ごろ
・発生場所
 神奈川県大和市の幼稚園プール
・プールの概要及び状況
 楕円(だえん)形屋内プール(直径約4・5メートル、水深約20センチ) 園児11人
・監視体制
 担任の幼稚園教諭(同年4月に採用された新任教諭)1名
・発生時の状況
 担任の幼稚園教諭がプール活動を終えるために遊具を整頓する短い時間(30秒程度)に発生。別のクラスの園児にシャワーを浴びせていた教諭が発見した。
・溺水者
 3歳 男児
・容体等
 プールに浮かんでいる男児を発見。プールから引き上げ、園医(クリニック)に運んだ後、救急搬送。午後2時02 分に死亡が確認。
詳細な内容については、別ページ:大和市の幼稚園プール死亡事故の概要

保育施設におけるプール監視業務

 幼稚園、保育園など保育施設等のプール活動におけるプール監視では、競泳用やレジャー施設。小学校等の開放されたプールとは異なる小さな子供特有の危険に対する視点でのプール監視行為(安全管理)が必要となります。
 これはプール活動行う保育施設等が培った独自のノウハウで行われるため、本サイトで紹介するプール監視方法では内容が十分ではありません。
 当サイトで紹介する内容について参考に留め、小さな子供特有の安全管理の方法が重要となります。

保育施設等でのプール事故防止の行政の取組

 消費者庁・消費者安全調査委員会では、平成23年7月11日神奈川県内の幼稚園で発生したプール事故に関する意見のフォローアップで行ったアンケート調査「教育・保育施設等におけるプール活動・水遊びに関する実態調査」において幼稚園、保育所及び認定こども園から回答のあった独自の取組を参考にチェックリストと監視のポイントを教材として公表しています。
参考資料(外部リンク):
 消費者庁ホーム > 政策 > 審議会・研究会 > 消費者安全調査委員会 > 教材
 幼稚園等のプール活動・水遊びでの溺れ事故を防ぐために
プール活動・水遊びに関するチェックリスト 〜園長用〜 [PDF:172KB](2019年4月公表)
プール活動・水遊びに関するチェックリスト 〜監視を担当する職員・スタッフ用〜 [PDF:183KB](2019年4月公表)
プール活動・水遊び 監視のポイント [PDF:1.6MB](2020年5月公表)
ふじみ野市プール吸水口死亡事故の概要 へ
このページの先頭へ