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プール監視員の道
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2023年(令和5年)プール事故事例の一覧

2023年(令和5年)に認知されたプールにおける重大事故の一覧です。
  今後の事故防止の為に参考になれば幸いです。
2023年(令和5年)プール事故事例の一覧(2023年5月14日更新)
・発生日時
 2023年1月1日午後4時10分ごろ

・発生場所
 沖縄県石垣市石垣市、1棟貸しのコテージのプール
・プールの概要及び状況
 水深70~150cm
 温水プールではなく、冷たい水がはってあった。
・要救助者
 5歳女児
・容体・事故概要
 親が女児から目を離した隙にプールに転落したとみられる。
 プールに浮いている女児を母親が発見し、搬送された際には自分で呼吸をしていたが、意識不明の重体。
 (発見時、心肺停止の状態との報道もあり。)
・発生日時
 2023年4月22日午後4時50分ごろ

・発生場所
 富山県高岡市木津のフィットネスクラブのプール
・プールの概要及び状況
 水深120cm、赤い台を沈めて60cmにしていた。
 午後4時から1時間の水泳教室で19人が参加。
・監視体制
 監視員のコーチ4人
 内訳:プール内に1人、プール横2人、事務所とプールを行き来していた1人
・要救助者
 5歳男児
・容体・事故概要
 水泳教室の練習が終わった4時45分からの15分間の遊び時間にプール(60cmの赤い台)に入り、赤い台から降りて泳ごうとした際にヘルパー(水泳補助用の浮具)が外れて溺れたとみられ、4時50分ごろプールに沈んでいるのが発見された。
 男児が溺れてから沈んで見つかるまで約5分かかっていたとみられる。
 病院に搬送されたが、1時間20分後に死亡が確認された。
 体から外れたヘルパーのひもは、直前にコーチの1人が結んでいた。

その他のスイミングスクールの事故は、
スイミングスクール(水泳教室)の事故事例」へ
・発生日時
 2023年5月4日午前10時15分ごろ

・発生場所
 茨城県内の県立高校近く、公立施設屋内プール
・プールの概要及び状況
 2レーンを貸し切りにして、部員8人が飛び込みを練習
 水深120cm
・要救助者
 水泳部の生徒
・容体・事故概要
 プールサイドから飛び込み練習を10回した後、高さ30㎝のスタート台に移り、4回目の飛び込みで水深120㎝のプールの底に頭を打ち付けた。
 生徒はプールから上がって痛みを訴え、救急搬送された。
 生徒はけい椎を骨折。生徒は翌日退院。その後通常に登校しているものの、回復まで1か月ほどかかる見込み
 現場にいた男性顧問は指導経験がなく、4月に着任していた。
 県教委は「専門家の意見を基にした練習メニューに従っていた。顧問と上級生も練習を見ており、(指導に)問題はない」としている。
 この施設では通常飛び込みは禁止されているが、水泳部として許可を取り、前年度と同じ練習メニューに沿って飛び込みをしていた。

その他の飛び込み事故は、
プール飛び込み事故」へ
・発生日時
 2023年5月12日午後0時15分ごろ

・発生場所
 大阪府堺市南区の府立障がい者交流促進センター内にあるプール
・プールの概要及び状況
 16人がプールを利用
・監視体制
 プールサイドにて監視員2人。
 職員が1人。
 監視員は次のレッスンの準備のため、プール監視をしながら放送や表示の入れ替えなどしていた。
・要救助者
 80代の男性
・容体・事故概要
 プールの底で動かなくなっている男性を隣のレーンで泳いでいた別の利用者が発見し、近くにいた職員が救助。 
 男性は病院に搬送されたが、13日午後病院で死亡が確認された。
 男性は泳がずに歩行するレーンにいたが、発見直前に水中に潜って手足を動かしている様子が別の利用者によって確認されていた。監視員は男性がプールに入り、水中に沈んでいく瞬間を確認できていなかったという。
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