・発生日時 平成29年3月25日 ・発生場所 石川県金沢プール 飛び込みトレーニング室「ピット」(スポンジプール) ・事故の概要及び状況 トレーニング室で1.5メートルの固定台から深さ1.8メートルの「ピット」に飛び込んだ際、「ピット」の底に足を打ち付けた。 ・容体・事故概要 中学1年の女子が飛び込んだところ、飛び板から3.3メートル下のコンクリートに底に足を打ち、両足を骨折。 重大な事故でありながら、事故発生時に大けがでありながら救急車を手配していない。また、市への報告が4日後であった。 ・その他 事故が発生した飛び込み練習施設は、国内初の水を使わない飛び込み練習施設。水の代わりにスポンジが敷き詰めてある。 日本水泳連盟の安全規定で「ピット」の底に30〜50cmのマットが敷くことになっていたがマットが設置されていなかった。 |
・発生日時 平成29年4月28日午後5時ごろ ・発生場所 静岡県下田市 屋内温水プール ・事故の概要及び状況 男子更衣室に設置された水着用脱水機 ・容体・事故概要 小2男児が脱水機から脱水した物を取り出そうとした際、水着用脱水機に右腕を巻き込まれ、3カ所を骨折する重傷。 脱水機のブレーキが故障していた。 ・その他 脱水機は、職員が約1週間前に点検した際、不具合(停止に10秒以上かかった)を認識していた。しかし、対策を取っておらず、業務上過失致傷の疑いで捜査。 |
・発生日時 平成29年7月9日昼ごろ ・発生場所 埼玉県 レジャー施設のプール ・プールの概要及び状況 水深50センチ程度 子ども用プール ・監視体制 監視員による監視 ・要救助者 1歳の男児 ・容体・事故概要 監視員が着用禁止のオムツを履いていた1歳の男児に注意しようと近付いたところ、、溺れているのを発見し救助。 呼吸していなかったことから心肺蘇生を実施したところ、水を吹き出し意識回復。病院に搬送されたが、後遺症なども残らず無事。 ・その他 後日、埼玉県久喜警察署より監視員のチーフ、大学生の監視員2名の3名が表彰された。 関連するブログ記事については、 埼玉県入間市運動公園プール 小2女児が溺れ一時意識不明 |
・発生日時 平成29年7月19日16時10分頃 ・発生場所 埼玉県入間市 運動公園プール ・プールの概要及び状況 浅いプール(水深0.8メートル)と深いプール(水深1.5メートル)を区切った50メートルプール ・監視体制 事故発生時 プールサイドに1名づつの2名。 事故発生前の16時前まで4名体制であったが、目視による入場者数が約170人から100人に減ったため、2名体制に切り替わっていた。 ・要救助者 小学2年生の女児(8) ・容体・事故概要 深いプール(水深1.5メートル)の水中でうつぶせ状態で発見され、監視員により救助された。 一時意識不明、搬送先の病院で意識を取り戻した。命に別状はない。 7月31日、女児は退院した。 ・その他 プールは7月20日から営業を停止し、8月15日よ営業再開。 事故の再発防止策として、 ・監視員の増員 ・監視台の位置を変更 ・監視団に常時人員を配置 ・小学3年生以下は保護者同伴 関連するブログ記事については、 埼玉県入間市運動公園プール 小2女児が溺れ一時意識不明 |
・発生日時 平成28年7月20日16時35分ごろ ・発生場所 千葉市 千葉公園のプール ・プールの概要及び状況 50メートルプールの水深1.45メートル ・監視体制 不明 ・要救助者 小学1年生の男児(6) ・容体・事故概要 水深1.45メートル地点のプールの底に沈んでいる状態で発見され、監視員が救助。 発見時、意識・呼吸がともにない状態であったが、監視員人工呼吸を実施したところ、自発呼吸が回復した。 意識不明の重体。 関連するブログ記事については、 千葉市中央区千葉公園のプール 小1男児が意識不明の重体 |
・発生日時 平成28年8月1日13時40分ごろ ・発生場所 四日市市 市立小学校のプール ・プールの概要及び状況 25メートルプールの低学年用コース 水深約60センチ程度 事故当時児童62人の利用 ・監視体制 PTA7人による監視 ・要救助者 小学3年生(8才)の男子児童 ・容体・事故概要 周囲の児童が異変に気付き、PTAの監視員がプールサイドに引き上げた。 監視員が心臓マッサージを実施。救急搬送時、呼吸と脈があったが意識がなかった。 関連するブログ記事については、 三重県四日市市 小学校プールで小3男児が溺れ意識不明 |
・発生日時 平成29年8月24日午後3時40分ごろ ・発生場所 さいたま市 私立の保育園 ・プールの概要及び状況 縦6メートル×横4.7ートルで水深70〜95センチ ブルーシートなどでつくった仮設プール 3〜5歳の園児20人の利用 ・監視体制 保育士2名による監視 ・要救助者 4歳の女児 ・容体・事故概要 別の園児が「あー」という声を上げたため、保育士が近づいたところ女児がうつ伏せで後頭部を水面から出し、意識がない状態で発見。 監視していた保育士2名は、プールに設置した滑り台を片付けるため、園児らから目が離れていた。 女児は、搬送先の病院でおよそ12時間後の25日午前3時40分すぎに死亡が確認された。 ・その他 2018年5月、第三者機関は、事故当時遊具を片付けるためプールを監視する職員が不在だったことが事故つながったなどどする報告書を市長に提出。 2018年6月、さいたま市は補正予算に事故の再発防止策として、手すりやライフジャケットの等の備品購入の補助金を交付する費用として、認可外保育施設に約344万円、認可保育施設に約7501万円の補正予算案を提出した。 2018年8月、女性園長と当時勤務していた女性保育士は業務上過失致死の疑いで書類送検された。 2020年1月、元園長と保育士の論告求刑公判が開かれ、禁固1年を求刑結審した。 関連するブログ記事については、 保育園プールで4歳女児が死亡する事故 さいたま市 |
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