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プール監視員の道
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プールの利用規約と規約内容の理由

プールの利用規約は、
 安全管理の為の措置と
  衛生管理の為の措置で利用規約が定められています。
・安全管理の為の利用規約
スタート台 ・飛び込み行為
・スタート台
 スタート台等の飛び込みは、適切な指導の下で行われないと大変危険です。
 入水角度が深すぎることにより、プールの底に頭を打ち付けて首の骨を折る。
 入水角度が浅すぎることにより、水面に叩きつけられる。等の危険があります。

・プールサイド
 飛び込み時に他の利用者とぶつかる等による事故が発生しします。
 特に、衝突の弾みで水を飲む。軽い脳震盪等のが発生した時、溺水事故に発展する恐れがあります。

・飛び込みプール
 飛び込み用プールは水深が特に深い個所です。
 また、未経験者が飛び込む場合、着水時の体制・角度等様々な要因により溺れることがあります。
 身長、経験の有無の確認による利用制限と、専属の監視員が常駐する等の安全対策が必要です。
プールサイド ・走る行為

  プールサイド等を走る行為は、転倒により頭を打つなどの怪我の恐れ。
  水でふやけた足の怪我の恐れがあります。
幼児用浮き輪 ・浮き輪の利用
 浮き輪は、遊泳能力を超えた水深でのプールを利用することに繋がります。
 また、混雑時に浮き輪の転覆の恐れがあるため、プールの水深。施設の入水制限。保護者の有無などの総合的に判断する必要があります。

・ドーナッツ型の浮き輪
 一般的な浮き輪です。
 危険の有無よりプールの大きさや混雑の観点から利用制限を設ける場合があります。

・幼児用浮き輪
 幼児用の浮き輪は、保護者が付き添うことが前提で設計されています。
 子供が浮き輪の下に落ちない反面、一般の浮き輪に比べて転覆時に離脱が難しいという危険があります。

・幼児用ヘルパー
 幼児等の腕等の取り付けるヘルパー類の浮き具。主として泳げない子供がその練習の為に利用することが多いフロートです。
 それ自体に危険はありませんが、保護者等が付近いない状態で水深があるプールで利用している場合には、身長や保護者付き添い等の他の利用規約に抵触していないか確認が必要です。
 また、利用規約に抵触していない場合でも監視員は注意を払う必要があります。

・浮き輪以外の浮き具(フロート)
 シャチやイルカを模したフロート。マット等のフロートは、大きいため混雑したプールでは他者の迷惑となる場合があります。
 施設のレジャー性と、プールの大きさ等による利用制限を行います。
入水制限 ・入水制限(利用制限)
・身長による制限
 プールの水深等に照らし合わせ、安全が保てる(危険が少ない)と判断される入水制限です。

・年齢による制限
 プールの営業時間。施設の特徴により年齢により使用できる時間等を定めた制限です。
 夕方以降は、保護者同伴等と利用制限が行われます。   

・飲酒による制限
 飲酒行為による溺水事故の防止等による設ける制限です。
 飲酒による体に与える負担は大きく、入水により発作等を引き起こすことがあります。

・体調による
 熱等による体調不良による制限です。体調の悪化と、体調不良による事故の懸念から制限を行います。

・その他
 施設及び、他者への迷惑行為等の判断から行う入水制限です。
貴金属の着用  ・貴金属の着用

 他者に対する接触時による怪我、ピアス等は自身の怪我の恐れからの着用制限です。
 利用者によっては常備薬を首から下げる。危険の少ない結婚指輪等を身につけている等様々であるため、一律の制限は難しい項目です。
 どの程度までを禁止するかは、状況に応じて定めます。
ガラス  ・ガラス製品の持込

 破損時の破片による怪我だけでなく、破損時のガラスの回収が困難なことのよる持込制限です。
 万が一プールに破片が飛び込んだ場合、プールの水の入替等による多額の費用の他、張り替えた水の水温の低下から数日間の営業休止等が必要になります。
メガネ  ・メガネの着用

 プールサイド及び、プール内でのメガネの着用制限です。
 他者との接触等により脱落や破損のため制限を設けます。
 しかし、保護者が子供を見るために必要。極度に視力が低い等の場合があるなど、一律制限は難しく状況に応じて定めます。
 競泳用プールでは、視力を補正する度があるゴーグルを勧める。
 レジャープールでは、入水時のみ外してもらう。落下防止措置を行う等の対策が行われます。
・その他の利用規約
カメラでの撮影  ・カメラ等での撮影行為

 プライバシー保護の観点からカメラ・ビデオ・カメラ付き携帯電話での撮影行為が禁止されます。
 施設により事前の許可書の発行。家族連れに限るなどの制限を設けて運用します。
・衛生管理の為利用規約
 ・水着以外での入水(Tシャツ、タオル等での入水)
 タオル等をプールの水につけると、雑菌の繁殖原因になります。
 屋外プール等のレジャーを主目的としたプールでは、日焼けなどの対策もあるためプールにより対応は大きく異なります。
 ・スイミングキャップの着用
 プールの衛生管理及び、利用者の頭部の保護を目的に着用が義務付けされています。 
 ・シャワーの利用
 プールの衛生管理のため、利用前及び、トイレへの利用後にシャワーの利用を義務付けがされています。
 ・化粧等を落とす
 水質管理から化粧及び日焼け止めを落とすことを義務付けしています。
 競泳用プールではある程度徹底したりしますが、レジャープールでは難しく施設ごとに定めています。
 ・飲食、喫煙
 プールサイドへの持込制限。プールサイドの飲食スペースを区切る。喫煙場所を設ける等により制限を行います。
 基本的にプール内及び、プールに混入する恐れのある場所での飲食を禁止します。

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