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プール監視員の道
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プールの主な危険個所

一見安全そうに見えるプールでも、
  様々な危険個所があります。
 危険箇所を知り・事故を未然防止することが重要です。
・プールの危険個所
 プール監視では、プールの主な危険個所を理解し、事故につながる行為の予測を行い事故防止を図ります。
 また、事故の可能性を事前に知ることで万が一の事故の発生でも早期に異常を発見することができます。
プールの段差 ・水深の変わる場所
 プール内では、段差を視認し難く、また視認していてもその高さの目測を見誤り易い個所です。
 予想外の深さにより足を取られる。バランスを崩し転倒して水を飲むなどの事故が予測されます。
プール内のオブジェ ・オブジェ
 子供用プール内には、遊ぶためのオブジェが設置されていることがあります。
 このようなオブジェの多くは、水深が極端に浅いプールに設置されています。
 オブジェに上がり転倒する等の事故が予測されます。
スライダー ・スライダー
 スライダー経路上で他者との追突。スライダー側面に体・頭を打ち付ける等の事故が予測されます。
 順番に一人づつ滑らせる。正しい体制で滑らせる等の案内が必要です。
着水プール ・スライダーの着水プール
 着水プールはスライダーからの衝撃を和らげます。
 しかし、滑り終わった子と新たに滑ってきた子と衝突する危険があります。
 また、着水時の衝撃(水圧など)により鼻血。持病がある利用者では発作症状の原因になることがあります。
流水ポンプ ・起流ポンプ付近(流水プール)
 流水プールの流れを作るポンプの出口は流れがとても強い個所です。
 強い流れにより浮き輪で浮かぶ子供がひっくり返り溺れる等の事故が予測されます。
 また、プールサイドから気流ポンプによる強い流れは視認しにくく、知らずに入水して足を取られることがあります。
プール内の柵 ・プール内の柵
 プール内の区画を区切る柵です。
 プールの水を抜いた状態で撮影しています。普段は水面に20〜30cm程度柵の上部が出ています。
 柵の乗り越えて制限されたプールへの入水。乗り越えるときに転倒や他者との衝突をすることがあります。
コースロープ ・コースロープ
 コースロープのワイヤーを留めるカバー部分です。
 カバー内には金属のフックがあり、正しく保護カバーがなされていないと大きな切り傷をつくることがあります。
 また、コースロープ内のワイヤーが腐食し破断すると、針金が飛び出すためシーズン開始前にワイヤー状態の確認が必要です。
プールの排水口事故と安全対策 ・吸水、排水口
 プールの吸(排)水口溝。
 万が一にも外れると大きな事故に直結する箇所です。
 ボルトにより適切に固定されているか営業前に確認します。
・シャワー、噴水等で常時濡れている場所
 プールサイドで常に濡れている個所は、「滑り(ヌメリ)」が発生することで転倒しやすくなります。
 定期的に水を切るなどの措置により、「滑り」の防止。また、発生した「滑り」を擦り落とすなどの対策が必要な個所です。

・この他、遊泳者の身長に対して水深が深いプール
 小学生以上であれば、肩が水面に出ているかを目安に危険な状態を予測します。

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